ベランダで出来る!簡単手作りコンポストに挑戦!

コンポスト 植物のこと

こんにちは。ペンちゃんです^^

みなさんはコンポストってご存知ですか?

コンポストとは、家庭から出た野菜くずや生ごみなどを微生物や菌の働きで発酵・分解して堆肥にする仕組み、またはその容器のことを言ったりします。お家の生ゴミを減らせてさらに肥料も作れちゃう、日本で昔から取り入れられている、一石二鳥の素晴らしい暮らしの知恵なんです◎

私も以前、ダンボールコンポストに挑戦をしたことがありましたが、ダンボールがすぐにふにゃふにゃになったり後の処理が面倒だったりで長続きせず、、、

生活が2人体制となった今、家庭から出る生ごみの量が倍増したこと、生ゴミ臭が気になってきたことから、コンポストに再挑戦せねば!そう思っていた時に見つけたダンボール不要の手作りコンポストがとっても良さそうだったので、実際に試してみました。

1. 手作りコンポストのメリット・デメリット

コンポストといっても色々ありますよね。大型の本格的な物から可愛いバッグタイプのもの、手作りでできるものなど。そんな中でも手作りコンポストのメリットデメリットをまとめてみました。

メリット

  • 家にあるものor百均にあるもので用意ができる(始めるまでのハードルが低い)
  • ベランダなど小さいスペースで始められる
  • 生ゴミが減る
  • 良質な肥料が作れる
  • 無理なくエコで環境に良いことをしている気がして気分的に嬉しくなる

今回紹介する手作りコンポストは、容器があればすぐに始められ、また、洗って何度でも使えるので、継続して取り組めるのも嬉しいところです◎

デメリット

  • 臭いが出ることもある
  • 虫が発生することもある
  • 小さいながらも場所を取られる

2. 手作りコンポストの作り方

用意するもの

  • バケツほどの大きさの容器(プラスチックでも陶器でもなんでも大丈夫。蓋はなくてOK)
  • 土(百均やホームセンターで売っている安い土)

今回私が容器に使ったのはこちらの火鉢(胴径約22cm、高さ約23cm)。

新しく買うよりも家にあるもので!ということで、実家に眠っているこの子をお迎えしました。

土はダイソーで買ってきた1番割安の土(花の土3.5Lを購入)。コンポストの発酵を促すためには、ピートモスや燻炭などを半々入れて土を作るのが良いですが、普通の土を使っても堆肥はできます◎今回はあくまでも気軽さを重視して百均アイテムで。

アイテムが揃ったら、容器の半分弱ほどまで土を入れてコンポスト準備は完了です!

生ゴミの入れ方

1.生ゴミを入れる。

量は多すぎると腐敗してしまったりするので、全体の土の量の1/3以下が良いです。野菜は小さく刻んでおくと分解されやすくなります。

この日に入れたのは150g程度。ブロッコリーの茎としめじの石づき。

2. 土と生ゴミをよくかき混ぜます。

3. しっかり混ぜたら、上から土を被せます。

そこまで神経質にならず、多少野菜が見えていても大丈夫です。

と、こんな感じです◎翌日も生ゴミを入れる時には同じ要領で行います。ゴミを入れない日でも、可能であれば毎日土をよくかき混ぜてください。混ぜるだけのときは土を被せなくても大丈夫です。

気をつけること

入れる生ゴミは野菜くずなど植物由来のものだけにする。

肉の脂身や汁物、揚げ油、そしてバナナの皮など糖分の高いものを入れると発酵は進みますが、虫がわきやすくなります。今回は特に蓋なしで行ったので、虫がわきにくい野菜くずを中心に入れています。

また、玉ねぎやアボカドの皮、種など固くて大きいものは分解しにくいので、そういったものも入れない方が良いでしょう。

最後に土で蓋をする。

生ゴミを入れた後はよくかき混ぜ、上から土を被せてください。容器の蓋をしない代わりに、土で生ゴミに蓋をするイメージです。そうすることで、臭いや虫が寄ってくるのを防ぐことができます。

水分量は手で触って少し湿っているくらいにする

生ゴミは水分がないと発酵することができません。ですが、水分量が多すぎると今度は腐敗して臭いや虫が発生する原因になってしまいます。特に今回のような通気性の悪い容器で行うときには、水は入れすぎず、手で触って少し湿っているかな?と思う程度を保つのが良いです。

できれば風通しの良い室内か、外に置いているとなお良いです。ただし、外に置く際には、雨の時だけ容器の口を布で覆うなど、雨水がたくさん入らないように気をつけましょう。

投入期間は3-4ヶ月、熟成期間は1ヶ月ほど

季節やそれぞれの状況にもよりますが、生ゴミを投入できる期間は大体3-4ヶ月ほどです。土がベタつき、分解が遅くなったと感じたらストップしましょう。まだ堆肥になりきれていないこの時点の堆肥を使用すると、植物を痛めてしまうこともあります。投入をストップした後は、1ヶ月ほどの熟成期間をおきましょう。この間にも、水分量は適正に保ち、定期的に混ぜてあげるとなお良いです。

3. 腐敗臭、虫が発生したときの対処法

コンポストをやっていると誰しも一度は経験するであろう、腐敗臭と子バエの発生。私も今回のコンポストを始めて一度だけ、そのような事態になってしまいました、、、ですがそんな状態からも復活させる方法はあります◎

用意するもの

  • 米ぬか、もしくはコーヒーの出がらし。

対処法

腐敗臭や虫が発生するのは水分量が多くなっているためです。なので土の量を増やし、発酵を促進させるために米ぬかや消臭効果のあるコーヒーかすを、土を触って少し湿っているかな?くらいの水分量になるまで投入します。

自宅で精米したときに出る米ぬかを投入
混ぜた後もまだべちゃべちゃの状態

米ぬか投入後もこの時点ではまだ水分量が多く、腐敗臭が残ったまま、、、ウジ虫はわきませんでしたが、普段はみなかった子バエが少し発生していました。

腐敗臭が無くなるまでは生ゴミの投入をストップし、ちまちまと米ぬかやコーヒーカスを入れては日々混ぜる、を繰り返したところ、5日間ほどで腐敗臭は消え、子バエもいなくなりました◎(この時は晴天が続き、太陽の光をたくさん浴びせられたのもよかったです。)

今回のように一度にたくさんの米ぬかやコーヒーの出がらしが手に入らないときには、手に入った時にちょっとずつ加えていって、少しずつ元に戻していくのでも大丈夫です。

腐敗臭がなくなったらまた通常のサイクルに戻し、生ゴミを投入していきます。

4. まとめ

今回の手作りコンポストを始めてみて、途中腐敗臭が発生したりとトラブルもあったものの、コンポスト生活を無理なく楽しく続けられました(現在進行中)。ダンボールコンポストをやっていたときは、ダンボール自体がすぐに弱ってしまったり、隙間から土が漏れてその対処が面倒だったりとストレスを感じることもありましたが、今回のコンポストはそんなこともなく、生ゴミもしっかり堆肥化されているので自分にはとても合っているやり方だと思っています^^

この記事を読んで「私も始めてみようかな〜!」と思ってくれた方が1人でも増えてくれたら嬉しいです。コンポストで作った堆肥の使い道がない!という方も、自治体によっては無料で回収して農家さんへお届け、そのお礼に野菜がもらえる!なんて取り組みをしているところもあるようです。一度調べてみるとよいかもしれませんね。

今日からみなさんも一緒に、手作りコンポストを始めて生ゴミを減らしてみませんか?

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